部下=reportとは?
日本語の直訳の意味をそのまま解釈すると「え?なんでそうなるの?」と思うような会話になる事もあります。英会話が難しいと思ってしまう瞬間でもありますが、ほんの少し考え方を柔軟にしてみると「あ、そうか」と納得できます。
海外では直属の部下の事を「direct report」と言います。ですが、日本語で直訳すると「直接報告」となります。中学英語では「直接報告」と教えられる会話がビジネスになると「直属の部下」になるのは不思議な感じもします。ですが、それがビジネス英会話なのです。
「direct report」=「直属の部下」
色々な解釈があるかもしれませんが、単純に「direct」=直接、指導する、管理する、指揮するなどの意味を持ち、「report」=「報告」という和訳にまずなります。
直接、指導する人に報告をすると言う事は自分より上の方に報告すると繋がり部下という事になります。確かに日本では報連相という言葉があるように、部下は上司に報告、連絡、相談を必ず行いますので、指導する人に報告は「部下」と言われれば納得できます。
「report」の使い方
I report to tanaka.(私は田中の部下です)
I report to him.(私は彼の部下です)
She has seven people reporting to her now.(彼女は7人の部下がいる)
He is my direct report.(彼は私の直属の部下です)
They report to me.(彼らは私の部下です)
※「report to(~へ何でも報告する)」、指示を仰ぐ立場であるなどの意味を含むため「~の直属(の部下)である」となります。
※report directly to+(人)は、誰かの管理下にあると解釈され、その(人)が直属の上司であると訳されます。
部下が上司を紹介する場合
This is Mr.(Ms.)tanaka, a VP of Sales. I report(動詞)to him/her. (田中氏は営業部長で、私の直属の上司になります)
と紹介する事が多く、VS(vice president)を単語で訳すとviceは「代理や副」になり直訳すると副社長となります。ですが、海外企業では「vice president」とつく役職の方がたくさんいます。
名刺を良く見ると「vice president」の後にsalesやmarketingなどが続いているはずです。それは部署名になり「vice president」とは部署のトップに立つ役職の人となり、日本でいう「部長」を示しています。
vice president of salesとは「営業部長」となり、vice president of marketingは「マーケティング部長」となります。
いかがだったでしょうか?
海外ビジネスに進出するには英会話の取得も必要になります。英語の場合は単語の持つ意味が文になると変化し、訳した通りの意味でなくなる事もあります。
難しく考えてしまうますが、楽しみながら学べるといいですね。