疲れやすい原因とは?
最近よく寝ても疲れが取れない、朝から体が重たいなど、疲れやすさを感じてはいませんか?
激しく運動をしたり、肉体労働をしたのなら理由はわかりますが、特に何もしていないのに疲労感を感じるのにも、ちゃんとした理由があります。
今回は疲れやすくなった3つの原因とその対処法をお教えします。
自律神経の乱れ
自律神経とは、「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り立っています。
ではそれぞれの働きを見てましょう。
「交感神経」
活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働きます。
「副交感神経」
休息している時、眠っている時、リラックスしている時に働きます。
ストレスの多い現代では、仕事や人間関係のストレスに加え、通勤ラッシュのストレス、パソコン画面のブルーライト、周囲の人の強い柔軟剤の香りですらストレスに感じることがあるほど、常にストレスにさらされています。
すると「交感神経」ばかりが働いてしまい、体の疲れを回復する働きを持つ「副交感神経」が働かなくなってしまうのです。
この二つがバランスよく働かないことで慢性的な疲れを感じてしまうのです。
交感神経が働いている間は、筋肉もかたくなっています。
ストレスや不安を感じていると、二の腕を揉みほぐすような動作を無意識にしてはいないでしょうか?これは固くなった筋肉をほぐそうと、無意識に体が動いている証拠なのです。
このように固くなった筋肉をほぐすことで、流れが悪くなっていた血液の流れをスムーズにし、全身に酸素を送り届けることができます。気がついた時にでも、筋肉をほぐすストレッチをすることで、リラックス効果も期待できますね。
一日の仕事が終わったあとも、全身をゆっくりのばして筋肉をほぐしてあげるとスムーズに「副交感神経」に切り替えることができます。
ビタミン不足
忙しい毎日の中で、バランスの取れた食事を摂ることむずかしいことかもしれませんね。すぐに食べられる簡単などんぶり料理だけだったり、パンやおにぎりだけという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、体内でビタミンが不足してしまうと、疲れの物質である「乳酸」が蓄積されてしまい、慢性的な疲れを感じてしまう原因となります。
食事を摂るときには、なるべくサラダをメインに考えるといいかもしれません。
まずはサラダを食べることで、ビタミン補給を忘れることもなくなりますし、食べ過ぎの防止にもなります。おやつにも、フルーツを食べるなど、ビタミンを積極的に取り入れることを心がけるとよいでしょう。
酵素不足
酵素とは、体内で作られる「潜在酵素」と食べ物から摂取する「食物酵素」があります。体内で作られる潜在酵素は、20代をピークに減少し続けてしまいます。
潜在酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」があり、不規則な生活や乱れた食生活を送っていると、消化酵素ばかりに酵素が使われてしまい、体の疲れを回復したり傷ついた内臓を修復する「代謝酵素」が不足してしまうのです。
その結果、年々代謝が落ちてしまい、疲れやすい・太りやすい体質になってしまうのです。体内酵素は、食物酵素を取り入れることで活性化され、消化と代謝がバランスよく行われるようになります。
酵素を多く含む味噌や醤油、納豆、キムチ、漬け物などの発酵食品や、新鮮なフルーツを意識して取り入れることで、体内の酵素を活発化することができます。
また、睡眠中は疲れた内臓を修復するベストタイミングです。消化ばかりに酵素が使われないように、夕食は消化のよいものやサラダだけを早い時間に摂る様にし、睡眠中は消化に酵素が使われないようにするとよいかもしれませんね。
いかがでしたか?
年齢のせいとあきらめる前に、もう一度今のストレスの状態や食生活を見直してみるといいかもしれませんね。体も心も本来の働きをしていれば、慢性的な疲れは解消できるかもしれませんよ。