日給月給制の疑問に答える5つの話。




日給月給制って何?

給与の形としてはよく聞く日給月給制ですが、それはいったい何?と思う方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

日給月給制や月給日給制、似ている言葉だけど一体何?と悩むことはありませんか?そこでよくある給与形態の疑問を5つお伝えします。

月給制とは?

一ヶ月のお給料の額が固定されている給与形態のことを言います。

欠勤分をひかれることもありません。その代わり出勤日数が多い月もお給料が増えることはありません。残業手当、休日出勤手当は支給されます。

基本的には有休手当、健康保険、厚生年金があります。求人票などに月給制と記載されている会社でも欠勤分をお給料からひかれるため、実際には月給日給制や日給月給制である場合が多いのです。

月給日給制とは?

まず、月給日給制=非正規雇用というのは間違いです。

正規雇用の方でもよくある給与形態です。月給制と変わらず給料日にお給料がもらえます。給与額は規定の出勤日数分もらえます。お仕事を休んだ場合は、1か月の規定の出勤日数-欠勤日数=給与額になります。

基本的に月給制の正社員の方と同じく有給休暇、雇用保険、健康保険、厚生年金に加入することもできます。

残業手当、休日出勤手当も支払われます。原則、既定の日数より多く出勤した場合にはその日数分の給与を上乗せされることになっています。

日給月給とは?

働いた日数分のお給料を給料日にもらえます。

仕事をお休みした場合にお給料から欠勤分をひかれることはありません。しかし出勤日数が減っているので、結果として給料日にもらえる額は減ります。

遅刻や早退をした場合も働いた時間分のお給料は支給されます。基本的には残業手当、休日出勤手当、有休休暇、雇用保険、健康保険、厚生年金などもあります。

月給日給制と同じく日給月給制=非正規雇用ではありません。

どの給与形態がお得?

「出勤した日数分のお給料をもらえます」と聞くと日給月給制の方がお得に感じられるかもしれません。

しかし、会社が年始年末、お盆などでお休みになってしまうとお給料の基本になる「出勤てきる日数」が減ってしまうのでお給料は減ってしまいます。

お給料が減るのを防ぎたいと思っても会社の公休日には有休を使うことができません。GWのように祝日が多い月もありますが、こちらも祝日が会社の公休ならやはり有給は使えません。

そのため平均的に見るとお得とは言い難い給与形態です。

私の会社は月給制?月給日給制?日給月給制?

月給制、月給日給制、日給月給制などの給与形態はどちらにも労働法に明確な基準はないため、同じ制度として運用されている場合も少なくはありません。

入社する前には雇用条件をしっかりと確認しましょう。また労働法に基準がないことからそれぞれの制度の定義もありません。

月給日給制と言っている会社でも実際には日給月給制だったということも少なくはありません。

月給制、月給日給制、日給月給制は会社によって捉え方の違う、定義の曖昧な制度だということに気をつけてください。

いかがでしょうか?

月給制、月給日給制、日給月給制について簡単にご案内させていただきました。

会社によってお給料の計算方法は様々です。入社前によく確認してください。会社からの説明がよくわからない時には労働法に詳しい方や場合によってはお住いの労働局の窓口で相談しましょう。

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