子供のしつけはいつからやる?
子供のしつけはいつから始めるのがいいのでしょうか?
乱暴な子を見て、「あの家庭では子供のしつけがなってないなぁ」
なんて思うことってよくありますよね。
反対に、自分の子供がそんな風に見られていたらショックです。
しつけには様々な意見がありますが、
今回は赤ちゃん、幼稚園保育園期、小学生に分けて
それぞれのしつけ方についてお伝えします。
赤ちゃんには話しかけることから
「赤ちゃんに叱ってもわからないだろうし・・・」と思ったあなた!
しつけとは、厳しく叱ったりマナーを守らせることではないんです。
しつけの基本は「人間関係でのお約束ごと」なのです。
相手に不快な思いをさせない、
他の人に迷惑をかけないといったことが、しつけの根本です。
では、赤ちゃんにはどのように教えていけばいいのでしょうか。
まずはたくさん話しかけてあげてください。
よく、赤ちゃんに何を話したらいいのかわからない
というお母さんがいらっしゃいますが、何でもいいんです。
見たままのことや、やっていることを口に出して語りかけてあげましょう。
「ママ今ミルクつくってるからねー」
「ゴクゴクいっぱい飲めたねぇ」
など、笑顔で話しかけてあげることで、しつけをする上で何よりも大切な
子供とのコミュニケーションの基本が築き上げられます。
少し動くようになって、危険が伴うようになったら、
少し厳しい声で「危ないよ」「ダメだよ」と言いながら、
実際に止めるよう行動して見せてあげてください。
そして、偶然にもちゃんと止めたり、できたりしたら、
思いっきり褒めてあげてください。
魔法の言葉「ごめんなさい」に気をつける
4歳~6歳ぐらいになると、
言葉でのやり取りも一応こなせ、自分で考える力もついてきており、
しつけは前よりずっとしやすくなります。
保育園や幼稚園に行くようになれば、集団生活のルールも覚え、
守れるようになってきます。
ですが、この年頃でよくありがちな大きな間違いに気をつけてください。
それは「ごめんなさい」です。
お友達のおもちゃを壊してしまった。
「○○くんにごめんなさいしなさい」と言ってませんか?
「ごめんなさいだよね?」「ごめんなさいした?」
このような言い方をしていれば、
ごめんなさいと言えばとりあえずは物事が丸く収まる魔法の言葉だと
子供は勘違いしてしまいます。
何をしてしまったから謝るのか、自分がしたことは相手にとってどうだったのか、
それが解って「ごめんなさい」と言えなければ意味がありません。
よく何をしても適当に「ごめんなさーい」
それを見た親も「はいよく言えたね」という場面を目にします。
残念ながら、この子供は何が悪くてごめんなさいをしたのか解っていません。
親も「ごめんなさい」がちゃんと言えたからしつけできてると勘違いしています。
この年になれば、相手の気持ちも少しずつわかってきます。
自分がされたらどう思うのか、
なぜそれをしてはいけないのか。それを根本にしてしつけをしていきましょう。
人間や社会との繋がりをしつける
小学生にもなると、基本的なマナーやルールは既に身についていることでしょう。
この時期にはスポーツが得意な子、勉強が得意な子、色々と個人差がでてきます。
勉強やスポーツでよい評価を受ける為に、
そのしつけをすることも多く見られますが、
実際は子供への評価によって親自身の子育てが評価されていると
思い込んでしまうことから来る親の価値観の押し付けだったりしませんか?
それが原因で子供が反抗的な態度とったりはしてないでしょうか?
また、面白半分に万引きをしたり、破壊行為をしたりする子もいます。
この時期には、基本的なしつけからステップアップし、
自分と関わりのある人たちや、
身近な社会と自分との関係の中で守るべきルールを教えなければいけません。
いかがでしたか?
「三つ子の魂百まで」と言われるように、
小さい頃からしつけの基本を教えるのは、
その子が大きくなったときに素直に様々なルールを受け入れることができるか?
という大事なことに関わってきます。
ただ、もう遅いとあきらめずに、親が実際に、
自分で行動して手本を見せながら色々教えていくことが何よりも大切なのです。