業種別7つのボーナス平均額
2014年夏ボーナスの平均支給額はどのくらいかご存知ですか?
日本経済新聞社より発表された2014年の夏ボーナスの平均支給額は81万8340円で、前年比の5.9%増だそうです。
しかし一言で平均支給額と言っても、それは業種によってだいぶ差があります。ボーナスは業績に対して与えられる報奨金なので、当然業績が良かった企業はボーナス額が上がり、業績が悪かった企業はボーナス額が下がるのが通常です。
ここでは、7つの業界の2014年夏ボーナスの平均支給額をあげてみました。現在の日本で景気の良い業界とそうでない業界がよく分かります。
自動車・部品
ボーナス支給額トップは、「自動車・部品」で101万円6283円、前年比13.87%アップです。
消費税増税前の駆け込み需要や軽自動車の売れ行きが良かったこと、円安の影響を受けたことなどが理由のようです。
精密機械
2番目に高額だったのが「精密機械」で94万102円、なんと前年比23.85%増となりました。
鉄道・バス
3位は「鉄道・バス」で88万8099円。前年と同等額でしたが、この業界は景気動向にあまり左右されないようで、例年良い結果となっています。
外食・その他サービス
一方でワースト1位となってしまったのが「外食・その他サービス」で43万3402円。前年比5.38%の増加となっていますが以前として低い水準です。
ガソリンや食材の高騰が相次ぎ、個人消費が伸びないことや、消費税増税の影響を受けた結果のようです。
電力
ワースト2位となったのが「電力」で47万3972円。こちらは前年比37.97%減で、他の業界と比べてもずば抜けて減額されています。
鉄鋼
前年比の増加率が最も高かったのは27.09%増で「鉄鋼」でした。
平均支給額は68万1368円。円安によって最大の顧客である自動車メーカーの業績が回復したことで、鉄鋼業界の売り上げも伸びたようです。
医薬品
地味にボーナスが下がったのは「医薬品」。
84万81円で、高い水準ながらも前年比1.32%減でした。
いかがでしたか?
ボーナスの平均額を見ると、元気の良い業界、元気がない業界が一目で分かりますね。
でも、景気というのは円安や円高などの世界経済や、消費税増税などの経済政策によってがらりと変わってしまうものです。
今、自分の働いている業界が元気がないとしても、明日どうなるかは誰にも分かりません。肩を落とさずに、自分が業界ごと変えてやる!という心意気を持って頑張って下さい!