休職中のボーナス事情とは?
休職中にボーナスはもらえるのかご存知ですか?
ボーナスは業績に対して与えられる報奨金なんだから、働いていないならもらえないんじゃない?と考える人が多いと思いますが、職業や休職のタイミングによって少々事情が変わってくるようです。
休職中のボーナス事情について調べてみました。
公務員の場合
調べてみたところ、一般企業では休職中にボーナスを支給するかどうかは会社によって決められていて、ボーナスがもらえるというところは少ないようでした。
会社を休んでいて業績に何の貢献もしていないのだから当然と言えば当然の話です。しかし、それが公務員となると事情が変わってきます。
公務員の福利厚生が一般企業と比べるとかなり手厚いのは有名な話ですが、公務員は休職中でも給与・ボーナス共に支給されます。
公務員はストレスなどによる病気で休職するパターンが一番多いそうですが、この病気による休職の場合は、なんと年間90日間までは給与が全額支給されるそうです。
その他の理由で休職の場合でも1年間は給与の8割が支給されます。ボーナスに関しても自治体によって算出方法は異なり、減額はされるようですが、休職しても最初の1年間は支給されることが多いようです。
看護師の場合
看護師の仕事がハードなのは有名な話で、24時間体制で患者の急変に備える必要があるので夜勤や長時間勤務は当たり前、ちょっとしたミスでも患者の命に関わると思うと精神的ストレスも多いことでしょう。
そのため、看護師が休職する割合は高いようで、休職中の支援制度も充実しています。休職中のボーナスは病院の規定で決まっていますが、満額支給されることは少なく、だいたいの場合は減額で、支給なしになるところもあるようです。
休職時期とボーナスの関係
一般の会社では休職中はボーナスをもらえるところは少ないと前述しましたが、休職のタイミングによってはもらえることもあります。
一般的に会社でボーナスを支給する場合は、支給規定に受給資格を定めています。それは「○月○日時点で在職している者」であったり「決められた期間の間休職していない者」であったり、各会社によって違ってきます。
ですから、休職中であってもその受給資格に当てはまればボーナスはもらえることになります。休職扱いで休んでいたのを、受給に関わる期間だけ有給消化に当て、ボーナスの受給資格を得るという裏技を使う人もいるようです。
いかがでしたか?
ボーナスが出るか出ないかかは大きな違いなので自分の会社はどうなのか気になるところですよね?気になる方は就業規則をよく確認してみて下さい。
でも、まずは休職することがないように、肉体的にも精神的にも自分を労わりながら上手に仕事と向き合っていくことが大事だと思います。
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