毎日残業2時間がツライ・・・
「残業が2時間ある」と聞いたときに、真っ先に何を思いつきますか?
「いつものこと」「寝不足」「終電」など、人によって色々ですよね。はたまた「過労死」「お給料が増える」といったこともあります。
残業2時間というキーワードからはどんなことが思い当たるでしょうか?
過労が心配
残業2時間、毎日続けると月に残業40時間です。
月に40時間の残業時間では家に帰ってからゆっくり休む事は難しいでしょう。ちなみに、厚生労働省が発表した健康に障害の生じる可能性のある残業量「過労死ライン」は月に80時間です。
集中力は2時間しか続かない?
様々な研究結果から仕事に集中していられるのは2時間だと言われています。
それも集中できるのが最大で2時間ということで、実際には2時間も集中できてはいないようです。
法定労働時間?
1日8時間、週40時間が労働基準法で決まっている労働時間です。
会社側は、この時間を超えると割増の残業代を支払う義務が発生します。22時を過ぎると深夜残業となり、残業代に加えて深夜割増を支払うことが義務付けられています。
農業、畜産水産業、守衛、運転手などの職業の方には法定労働時間が適用されないのです。そのほかにも管理監督者なども適用されません。ですが深夜労働は適用されます。
法内残業
法定労働時間は1日8時間です。
所定の労働時間+法内残業=8時間、この場合は残業分の通常賃金は支払われます。ですが割増賃金については義務ではないため会社ごとの判断になります。
残業代は2年で時効?!
残業代は2年で請求権が消滅してしまいます。
いつから2年かというと、残業代が払われるはずだった給料日から2年です。退職手当の請求権は5年で時効になります。
36協定
意外とよく聞く言葉ですよね。
これは労働基準法に基づく労使協定です。会社が法定労働時間を超える時間外労働を命じるときに必要となります。
会社は労組などの労働者組織と協定を結び労働基準監督署に届けねばなりません。
外国人もびっくり
外国(主に先進国ですが)からみた日本人の働き方は非常に効率が悪く感じるようです。
仕事は時間内に終わらせて、仕事とプライベート・家族との時間を両立させるべきだと考えられているからです。
いかがでしょうか?
「残業2時間」というキーワードについて、少し考えただけでも色々とでてくるものですね。
「残業」は自分の健康、収入、家族など色々な事に関わってくるので、何か問題があった場合には1人で抱え込まずに誰かに相談しましょう。