寝起きの悪さは食習慣のせい?
寝起きが悪くて毎朝苦労しているという人はいませんか?
それはもしかしたら、あなたの食習慣が関係しているかもしれません。食習慣を見直すことで朝から頭がすっきりする方法をお伝えいします。
◆寝る前に甘いものを食べない
寝起きが悪いのは夜中に急激に低血糖状態になってしまうのが原因です。
では血糖値を上げるために甘いものは食べた方がよいのではないかと思うかもしれませんが、そうではありません。
寝る前に甘いものを食べると確かにその時は血糖値が上がりますが、それを下げる機能が働き、結果として血糖値が下がり過ぎてしまうのです。
寝る直前の甘いものは我慢しましょう。
◆食事の順番に気をつける
好きなものから食べたい人、嫌いなものを先に食べて好きなものは後に残しておきたい人など食事の順番にも好みがあると思います。
しかし、血糖値の安定のためにはベストな食事の順番があります。それは、野菜、たんぱく質、糖質の順番です。
この順番で食べると消化に時間がかかり血糖値が急激に上がらないので急激に下がることも少なくなります。
◆たんぱく質をとる
たんぱく質は糖質と比べて血糖値が急激に上がりにくく、血糖値の上昇下降のスピードを緩やかに保ってくれます。
寝る直前に食べるにしても糖質よりはましというわけです。ついつい、甘いものを食べたくなるのも分かりますが、肉や魚などのたんぱく質で緩やかに血糖値を上げるようにしましょう。
◆朝食をとる
寝起きが悪いと朝食は食べたくないですよね。
食べる気持ちがあっても時間がなくて食べられないということもあります。しかし、それは次の朝の寝起きの悪さにつながってしまうのです。朝食を食べなければ、前日の夕食から長い時間空腹でいることになり、血糖値が上がりません。
量は少なくてもしっかりと栄養バランスのよい朝食をとりましょう。
◆間食をしない
間食と言えば甘いもの、ちょっと小腹が空いた時につい食べてしまう人も多いのではないでしょうか。
甘いものをとると血糖値が急激に上がり、その後急激に下がります。間食をすることでそれが日に何度も起きることになり、血糖値が安定しません。
その影響が夜寝ている間にも現れ、血糖値が下がり過ぎて、寝起きが悪くなってしまうのです。
いかがでしょうか?
寝起きのいい悪いは体質の問題もあり、長年悪い状態で過ごしてきた人はもう諦めてしまっているかもしれません。
しかし普段の食習慣を改善することで、寝起きの悪さが少しでもよくなれば幸いです。食習慣の改善はその他の体の健康にとってもよいことばかりですから、ぜひ試してみて下さい。