寝起きの頭痛の原因と対策
寝起きの頭痛はかなりの不快感を伴うものですがその原因をご存知でしょうか?
睡眠時間はたっぷりとったはずなのに寝た気がしない、昨日の疲れが取れていない気がする、これから1日が始まるというのに気分が晴れない・・・
寝起きの頭痛持ちの人にとっては深刻な問題ですよね。頭痛には3つのタイプがあると言われていますが、その原因を知り対策方法を覚えておけば、あなたの目覚めはもっとさわやかなものになるかもしれません。
偏頭痛
こめかみにガンガン・ズキズキと脈打つ痛みを与えるのが、偏頭痛と呼ばれる頭痛です。
頭痛以外にも目まい、嘔吐、下痢、耳鳴りなどの不快な症状が出る場合もあります。偏頭痛は女性に多く、発症する割合は男性の4倍と言われています。
偏頭痛の主な原因は、脳の血管が拡張することで炎症し、炎症が周囲にある感覚神経を刺激することです。脳の血管が拡張する原因として次のようなものがあげられます。
睡眠の質が悪かったり、睡眠時間が足りないこと。チラミンという血管収縮作用のある化合物が含まれるチョコレートや赤ワイン、柑橘類などを摂取しすぎること。
女性の生理期間。空腹やストレス。これらが、偏頭痛を起こす原因と考えられているので対策としては、質の良い睡眠と十分な睡眠時間を確保すること、チョコレートや赤ワインなどチラミンを含む食品の摂取を控えること、痛むところを冷やして血管の拡張を抑えることなどがあげられます。
緊張型頭痛
突然頭痛がおこり、頭を締め付けるような重い痛みが30分くらい続きます。
症状が重い時には、1週間から10日ほどの長期に渡って頭痛の症状が続く人もいます。緊張型頭痛の主な原因は、首や肩のコリです。首や肩のコリは日常的に同じような姿勢でずっと作業をしていたり、自分に合っていない寝具を使用していたり、また日頃のストレスなどでも悪化していきます。
そのことにより睡眠中に脳へ循環する血液量が減少し、その時に脳を拡張させる作用があるセロトニンというホルモンを分泌するため、寝起きに頭痛が起きてしまいます。
首や肩のコリをほぐすためには、身体的ストレスと精神的ストレスを軽減することが必要です
。枕の高さを自分に合ったものにする、仕事中はずっと同じ体勢でいることは避けストレッチなどを入れる、ゆっくり入浴して筋肉をほぐす、ストレスを発散するための趣味を見つけることなどがあげられます。
群発頭痛
目の奥にハチにでも刺されたような耐え難い激痛が生じ、一度痛みが表れると2週間から長い時には2ヵ月程度毎日同じような時間に発生します。
男性に多く、飲酒後の30分から1時間後に発生することが多いようです。群発頭痛は原因が明らかになっていません。
予防法としては、常に正しい姿勢でいることを心がけ、アルコールとタバコを控えることが有効です。
いかがでしたか?
もし寝起きの頭痛に悩まされているなら、自分がどのタイプの頭痛に当てはまるのかを見極め、その対策を実践してみて下さい。
あなたの最悪の目覚めが少しでもさわやかな目覚めへと変わることを祈っています。
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